村上春樹にノーベル賞は無理?取れない理由と取れるようになるには?

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2016年のノーベル賞発表が10月3日から始まりましたね。

日本人の一番乗りは東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏で

ノーベル医学生理学賞の受賞が決まったようです。おめでとうございます!

 

何年もノーベル文学賞候補とささやかれる村上春樹氏は

今年こそノーベル賞を受賞できるのでしょうか?

 

本日は、秋の夜長に読書の話題をお届けします。

村上春樹が毎年ノーベル賞候補だと言われる理由

murakami

3日のニュースでNHKも「文学賞では、村上春樹さんが、

ことし受賞する可能性が最も高い候補となっています」と報道しています。

毎年、村上春樹氏が文学賞候補と言われるのはなぜでしょうか?

 

予想1位!昨年も予想1位が受賞した

イギリスの大手ブックメーカー・ラドブロークスが、2016年ノーベル文学賞の受賞者予想で、

村上春樹氏を「1番人気」と予想しています。

村上氏は毎年のように名前があがり、昨年は「2番人気」でした。

 

ラドブロークスの最新情報(9月29日時点)では、村上氏が6倍で1番人気となっており、

以下シリアの詩人のアドニスが7倍、

アメリカの小説家のフィリップ・ロスが8倍、

ケニアの作家のグギ・ワ・ジオンゴが11倍、

アルバニアの小説家のイスマイル・カダレが17倍となっているようです。

 

昨年の「1番人気」はベラルーシの女性作家スベトラーナ・アレクシエービッチさんで、

そのままノーベル文学賞を受賞しているので、村上氏に受賞の期待がかかっています。

 

カフカで高評価

村上氏は2006年に初めてノーベル文学賞の有力候補と話題になりました。

きっかけは、2002年に発表した「海辺のカフカ」。

初めて少年を主人公にした長編小説です。

 

2005年「海辺のカフカ」の英語版「Kafka on the Shore」が

ニューヨークタイムズのThe Ten Best of 2005に選ばれて国際的に評価が高まりました

 

翌2006年にフランツ・カフカ賞フランク・オコナー国際短編賞

国際的な文学賞を続けて受賞しています。

 

特にカフカ賞は前年度の受賞者ハロルド・ピンター氏、

前々年度の受賞者エルフリーデ・イェリネクがいずれもその年のノーベル文学賞を受賞。

 

そのため、2006年度のノーベル文学賞の有力候補として話題になり、

毎年「今年こそ受賞するのではないか」と期待されているようです。

 

海外で人気

近年の年収は海外分が既に国内分を上回っており、

事務所の仕事量も3分の2は海外とのものだそうです。

ロンドンでのサイン会も前日から並んでいるイギリスのファンがいるなど

海外人気があるようです。

 

1986年10月からギリシャ、イタリア、英国などのヨーロッパに移住し、1991年に渡米。

1995年に帰国するなど海外移住経験も、海外人気の原因かもしれませんね。

 

渡米したのはニュージャージー州プリンストン大学の客員研究員として

招聘されたためだそうです。

翌年、在籍期間延長のため客員講師に就任し、現代日本文学の講義を行っていたそうです。

翻訳もできるし、講義もできるし、多才な方なんですね。

 

これまで候補と言われて取れなかった理由は?

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これまで毎年のように候補と言われているのに、受賞できないのはなぜなのでしょうか?

そもそも候補は分からない

イギリスの大手ブックメーカー・ラドブロークスで一番人気と言われても、

ノーベル賞の選考委員会は候補を公表しているわけではありません。

周りが勝手に予想しているだけなのです。

 

ただ、ノーベル賞委員会は50年経つと候補を公開することになっています。

1963年の最終候補から三島由紀夫氏が一歩手前で漏れていたり、

当時日本では全くノーマークだった賀川豊彦氏が実は1947年の候補だったりしたことが

50年を経て初めてわかっています。

 

つまり2006年から村上氏はノーベル文学賞候補と言われていましたが、

実際に候補だったのかどうかが分かるのは40年後と言うことですね。

 

欧米が有利で同じ国やエリアで連続受賞はなし

ノーベル賞を選考するのが18人の会員からなるスウェーデン・アカデミーということもあって

欧州勢の受賞が圧倒的に多いようです。

また、言語や国、民族の「持ち回り制」が存在し、同じ言語や国の作家は連続で受賞しない。

 

極端な政治思想も嫌われる傾向にあるといい、

世界的評価が揺るがないアルゼンチンのホルヘ・ルイス・ボルヘスも受賞できませんした。

軍事独裁者と親しく、右翼的な政治的立場が不利に働いたようです。

 

カフカジョイスプルーストといった「巨人」もなぜかこの賞には縁がなかったようです。

近年は女性や社会的弱者に授与する流れもあり、

ますます全世界的な社会的意義が求められているような気がします。

 

ノーベル賞は設立意義が重く強い社会性テーマがないと無理?

そもそもノーベル賞はスウェーデンでダイナマイトを発明して爆薬や兵器をもとに

巨額の富を築いたアルフレッド・ノーベルの遺言に従って始まった世界的な賞のことです。

1895年に創設され、1901年に初めて授与式が行われました。

物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済学の6分野で

顕著な功績を残した人物に贈られます。

 

しかし、文学賞は他の分野と違って言語や思想の壁があるため、

欧米勢の受賞が多いのが特徴です。

 

さらに、創設の元となったノーベルの意思が反映された選考になっていると思われます。

私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。

私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする

「前年に」とあるため、前年の作品が評価対象であり、

その年の選考で1番にならないと受賞できないのがネックです。

 

また、村上氏の著作はテーマ性や社会的メッセージが強くなく、

他の作品と比べて「人類のために最大たる貢献をした人々に分配」に当てはまらないと

判断されていると推測されます。

 

圧倒的人気の村上氏が、社会的メッセージ性の強い作品を発表した場合に、

受賞できる可能性があるかもしれないですね。

 

まとめ

2006年からノーベル文学賞候補と毎年言われている村上春樹氏は、

2016年の今年もノーベル文学賞を取れる可能性は薄い。

今後、社会的メッセージ性の強い作品を発表した場合に、受賞できるかもしれません。

 

 

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