本当に、本当に大統領になっちゃうんですね、トランプ氏。
さきほど、ヒラリー・クリントンが敗北宣言をし、ドナルド・トランプが勝利宣言していました。
この記事を書いた時には接戦までは予想していましたが、大統領は難しいかなと思っていたのに。
よく大統領候補になれたものだと思っていたのに。
実現しちゃったんですね。
不動産王の戦略は恐ろしいです。
どうか、まともなことをしてほしいと切に願います。
(以下は2016年9月に書いた記事です。円相場が多少変わっています)
=============================
アメリカの大統領選挙がいよいよ11月に行われますね。
トランプ氏は暴言を吐いたりとパフォーマンスで支持層を取り込んでいるようです。
アメリカの市民はそんな方を大統領候補に選んでどうしちゃったの?
と思っていたのですが、トランプ氏について調べてみると、
暴言と言っても戦略的な部分が多く、
さすが不動産王に成り上がった方だと感服する部分がありました。
何事も無関心が一番怖いですからね。
投票してもらうには、暴言でもなんでも関心を持ってもらって、
何だこの人?と思ってもらえたら、少しは投票してもらえる可能性がありますもんね。
さすがだな~と思います。
トランプはどうやって不動産王になったの?
出典元:2016年 ロイター/Carlo Allegri
父親の堅実な不動産業を手広く展開
不動産王として有名なトランプ氏。
不動産の専門学科があった数少ない大学である
ペンシルベニア大学のウォートン・スクールに通い、
1968年の卒業後に、父親が経営するエリザベス・トランプ・アンド・サンに入社。
仕事を通じて不動産管理や投資などの知識を身につけたようです。
1970年代からオフィスビル開発やホテル、カジノ経営などに乗り出し、
1980年代にはレーガン政権下における景況感の回復を背景に大成功を収め、
アメリカの不動産王と呼ばれるようになりました。
自らが開発・運営する不動産に
「トランプ・タワー」、「トランプ・プラザ」、「トランプ・マリーナ」、「トランプ・タージマハール」など、
自分の名前を冠するなど自己掲示欲が旺盛であると言われています。
田中将大選手と里田まいさんの自宅も、トランプタワーだと噂されているようですよ。
不動産王の陥落と借金
1980年代後半には、「トランプ・シャトル」を興すなど他異業種への展開を進めたものの、88年から89年にかけて巨額の債務を抱え、91年にカジノが、92年にホテルが倒産。
94年にカジノとホテルの資産を売って借金を減らし、遊覧船事業と飛行機事業から撤退。
マンハッタンに所有する物件も多数を中国企業に売却。
現在も中国の銀行やゴールドマン・サックスなどから多額の借金を抱えているようです。
再びアメリカの不動産王へ
資産を売却して危機を切り抜けると、90年代後半から好景気を背景に復活を成し遂げ、著名な経済誌「フォーブス」が選ぶアメリカのトップ企業400社に再びランクイン。
マンハッタンに新たな高級アパートメントを多数建設するほか、ラスベガスやアトランティック・シティなどアメリカ中に多数のホテルやカジノをオープン。
再び「アメリカの不動産王」としての地位を取り戻しました。
アメリカではカムバックした人には敬意を払う習性があるようで、それゆえ、トランプ氏は不動産王としてのイメージが強いようです。
トランプ氏はお父さんが不動産業をされていたとはいえ、専門学科で勉強されて、お父さんとは違う経営方針で不動産王にのし上がったのですね。
アメリカにトランプ氏の他に不動産王はいるの?
トランプ氏が凄いのはもうわかった!!
でも、アメリカに他に不動産王は居るのかな?
という疑問にお応えして、アメリカに他に不動産王はいるのか調べてみました。
世界ランク常時20位以内の不動産王がいました!!
なんと、すごいと思っていたトランプ氏は、世界の不動産王トップ20ではランク外のようです。
そんな中で、いました!
トップ10の中にアメリカ人が!!
4位にランクインされている
ドナルド・ブレン氏です。
ドナルド・ブレン氏ってどんな人?
ドナルド・ブレン氏は、ロサンゼルス出身。
米国大手の不動産会社であるアーバイン・カンパニーの現会長を務めています。
同社は500の主要なオフィス物件と40以上のショッピングセンサーを保有する名実ともに全米大手の不動産会社です。
父親のミルトンはタレントエージェンシーのCEOで、成功した映画プロデューサー。
カリフォルニアで最もリッチなエリアであるベル・エアとビバリーヒルズで育ちますが、両親が1948年に離婚。
父母ともに別の人と再婚し、辛い少年時代を過ごします。
ワシントン大学に進学し、ビジネスと経済を専攻。
大学卒業後はアメリカ海軍に入隊するも、最初のランクから次のランクへの昇進を待たずに、すぐに強制退役となってしまいます。
どうやって不動産王になったの?
海軍退役後、自分の家を1000ドルのローンで購入。
ブレン・カンパニーという会社を設立し、カリフォルニアのオレンジカウンティに家を建築するビジネスをはじめました。
会社が上手くいき、1963年に同志2名とミッション・ビエホ・カンパニーを設立。
1万エーカー(約1224万坪)の土地を買い、そこでミッション・ビエホという都市を計画し、その市に多数の住宅を建設。
ブレン氏はミッション・ビエホ社のCEOを務め、その後ブレン社は国際新聞社が3400万円で買収。
ブレン氏は世界でもトップクラスのセレブの仲間入りを果たします。
その後ブレン氏は伝統的な不動産会社であるアーバイン社の株の多くを買収。
アーバイン社の株主の中でブレン氏が最も多い株を保有しており、1996年には会社のCEOとして選ばれます。
ブレン氏のCEO就任後、会社はどんどん成長し、現在アーバイン社の保有している敷地は総計1億スクエア・フィート(304キロ平方メートル)にも上ります。
主にカリフォルニアのオレンジカウンティーにそれらの敷地を保有しており、ロサンゼルス、サンディエゴ、シリコンバレーなどにも敷地をいくつか保有しているほど、大きな会社へと成長しています。
アメリカの不動産王はどんな人?
アメリカの不動産王はどんな人なのでしょうか?
資産はどのくらいなの?トランプ氏は何位?
1位はやはり世界4位のこの方でした!!
ドナルド・ブレン(84)
米国一の不動産王、大学などへの寄付にも熱心 152億ドル(1兆8186億円)
南カリフォルニアを中心に合計およそ1000万平方メートルに及ぶ不動産をもつ、
米国一の不動産王。
会長を務める不動産会社アーバイン・カンパニーは500棟のオフィスビル、
40あまりのショッピングセンター、5万室のアパート、3軒のホテル、
数軒のゴルフクラブとマリーナを管理運営するほか、シリコンバレー大開発計画が2019年に完成予定。
後進の育英にも熱心で、大学など公的機関への寄付活動でも知られる。
スティーブン・ロス(76)
NYタイム・ワーナー・センターなど開発 67億ドル(8016億円)
会長を務めるリレイテッド・カンパニーズは、
米国最大の開発プロジェクトを手掛ける不動産開発会社。
2024年完成予定のNYハドソン・ヤード計画は150億ドルの予算をかけたメガ開発プロジェクト。
NYタイム・ワーナー・センターは同社の開発による。
ロスは同ビル内の、億万長者が多数居住することで有名なマンダリン・オリエンタル・レジデンスに住んでいる。
リチャード・ルフラック(71)とファミリー
祖父の興した不動産業を拡大、NYなど3州に広大な土地を所有 61億ドル(7298億円)
NYのユダヤ人家庭に生まれたルフラック。
祖父ハリーの興した不動産業を、2代目である父サミュエルから引き継ぎ、今日の栄華へと導いた。
ニューヨーク、ニュージャージー、フロリダの3州にわたり莫大な不動産を所有する。
2015年6月に着工した最新プロジェクトはマイアミ北部の70ヘクタールもの土地に4000戸以上のレジデンスと巨大商業施設を建設する壮大な計画。
テッド・ラーナー(90)
妻に借りた250ドルを元手に不動産会社を大成長 55億ドル(6581億円)
1952年、当時26歳だった彼が、妻から借りた250ドルを元手に始めた小さな不動産会社が、今や商業施設、ホテル、7000室のアパートなど計180万平方メートル超の不動産を所有する大企業ラーナー・エンタプライズに成長した。
MLBワシントン・ナショナルズのオーナー。病院や大学への寄付活動でも知られる。
ジョン・A・ソブラート(77)とファミリー
Appleなどが入るオフィス街をシリコン・バレーに所有 50億ドル(5982億円)
母親がリチャード・ルフラック夫の遺したレストランの売却資金で始めた不動産業を、学生時代から手伝っていたソブラート。
自身の会社を1979年に創立し、今日ではシリコンバレーに所有する70万平方メートルものオフィスビル地帯にApple、Yahoo、Netflizといった名だたる企業の本社が建ち並ぶ。
現在は息子のジョンがCEOとして会社を率いる。
慈善活動にも熱心な一族で、これまでに地元の非営利団体に3億ドル以上の寄付をした。
6位 サム・ゼル(75)
不動産以外にも進出、NASDAQへも上場 49億ドル(5862億円)
2007年に自身の不動産会社を390億ドルで売却し、以降は投資家としてビジネスを発展。
会長を務めるエクイティ・グループ・インベストメンツ社は今年7月、14の病テッド・ラーナー院を擁するアーデント・ヘルス・サービス社の企業支配権購入計画を発表。
4月にNASDAQ上場を果たしたリアル・インダストリー社は化粧品事業も手掛けるなど、事業内容は多岐にわたっている。
7位 レナード・スターン(78)
ハーツ・グループ会長兼CEO 47億ドル(5623億円)
NYに本社を持つハーツ・グループの会長兼CEO。ニュージャージーとニューヨークの各州に、合わせて340万平方メートル以上の不動産を持つ。
シカゴのダウンタウンにそびえる超高層ビル「ワン・スーペリア・プレイス」も彼の持ち物。
家族で経営していたペット用品業からキャリアをスタートさせたが、その後土地の売買に乗り出し、ペット事業会社は2000年に3億5000万ドルで売却した。
8位 ドナルド・トランプ(70)
共和党候補として大統領選出馬めざすお騒がせ不動産王 45億ドル(5384億円)
NYマンハッタンの目抜き通りに建つトランプ・タワーはあまりにも有名。
この12か月間の不動産価格上昇で不動産王トランプの所有財産価値は大幅に上昇したといわれる。
メディアへの露出を好み、NBCテレビの「アプレンティス」に14年間出演したが、2016年の大統領選出馬準備のために降板。
移民への差別発言が物議を醸したお騒がせセレブでもある。
9位 ジェリ―・スペイヤー(76)
ロックフェラーセンターの企業支配権所有 44億ドル(5264億円)
NYロックフェラーセンターの企業支配権を持つことで知られるスペイヤー。
ベルリン、ロンドン、フランクフルト、パリ、サンパウロにも超高層ビルを所有し、現在は共同CEOである息子サム・ゼルのロブと共に中国進出を狙う。
米国史上最高額の住宅ローンの焦げ付きを出すなど紆余曲折あったが、現在は730億ドルの株式ファンドを所有する大企業。
MOMA美術館やNY長老派教会病院の会長職も務めている。
10位 エドワード・ロスキ・Jr.(77)
ホッケー・バスケのプロチームも共同所有 40億ドル(4786億円)
貧しいポーランド移民家庭に生まれたロスキは、父親の興した不動産会社マジェスティドナルド・トランプック・レアルティ社を継ぎ、現在730万平方メートルに及ぶ土地を持つ。
LA郊外の工業地帯シティ・オブ・インダストリーに多くのビルを所有する。
ホッケーやバスケットのプロチームの共同オーナーとしての顔も持ち、自らもダイビングや登山などのスポーツ愛好家。
ベトナム戦争では海兵隊将校として功績をあげた。
まとめ
不動産王に俺はなる!って言いたいですね~^^
一代で不動産王になった人もいるので、あなたも不動産王になれるかも!?
親が不動産をやっていたとしても、資産を受け継いで、帝王学を学んだとはいえ、それを維持するのも大変ですからね。
アメリカは土地が広いので、戸建てを建てて、それを売って成功した方が多い気がします。
が、多くの人が家を手にした後は、低所得の人をターゲットにするしかなく、
低所得の人に無理やり売った結果、サブプライムローン問題となり、
日本経済も巻き添えを食ってしまったのですよね。。
日本は土地がないですし、
日本に合った考え方で不動産王になりたいものですね^^
まずは投資かな?
azも勉強して、金持ち大家さんになりたいものです^^
こちらの記事もよく読まれています
最新情報をお届けします
Twitter でアズホームをフォローしよう!
Follow @az_home01